チンキ【英:tincture、独:Tinktur、蘭:tinctuur】
〘アルコールにハーブを浸しハーブの水溶性成分と脂溶性成分を抽出させたもの〙
ハーブチンキ(ティンクチャー)とは、ハーブをアルコールにつけて有効成分を抽出して出来たエキスのことです。
ハーブティーは水溶性成分のみ、ドライハーブをオイルにつけた浸出油は脂溶性成分のみしか取り出せません。
ハーブチンキはハーブの水溶性成分と脂溶性成分の両方を取り出すことができるんです。
ハーブチンキは日常生活のいろいろな場面で使用ができ活用できます。
ほんの少し手間はかかるけど、とても簡単に作ることができました。😊
🌿ハーブチンキの作り方🌿
☆準備するもの
・ドライハーブ 10g・・・なるべく新鮮なものを用意しましょう。
フレッシュハーブが手に入る時はフレッシュハーブで作っても(フレッシュハーブは20g用意します
)
・無水エタノール 100ml・・・飲料には使用できません。
・ウォッカ 100ml・・・・・・飲料にも使用できます。
・ホワイトリカー 100ml・・・飲料にも使用できます。
今回はホワイトリカーを使用しました。
・つけ込み用のガラス容器・・・煮沸消毒できるもの。
ハーブがアルコールを吸って膨らむため、ガラス容器は少し大きめを用意してください。
・保存用のガラス容器・・・煮沸消毒できるもの。
スポイド付きの遮光瓶が使いやすくてあると便利です。ない場合はガラス容器で大丈夫。スポイド(ガラス製)があると便利です。
・茶こし または コーヒーフィルター
・ラベル または マスキングテープ など
作成日、完成日、ハーブの名前、効能などを書いて容器に貼ります。
・容器を煮沸消毒するための深めの鍋、フライパンなど。
・煮沸消毒した容器を乾かすための水切りカゴなど。
・煮沸消毒した容器を再度消毒するための消毒液(エタノール)
☆作り方
①ガラス容器は一度洗ってから始めましょう。
②深めの鍋、フライパンにガラス容器を入れ、容器がかぶるまで水を入れます。
水の状態からやや強目の火にかけ、沸騰したら5分間そのまま煮沸消毒をしていきます。5分後取り出した容器を完全に乾燥していきます。
水で容器がかぶらない時は、転がしながら煮沸消毒しましょう。
注)やけどに注意してください。
③完全に乾いた容器に消毒液(エタノール)を全体にスプレーをします。再び容器を完全に乾燥していきます。
(容器の底に隙間を作ると早く乾燥します)
④つけ込み用のガラス容器にドライハーブ10g、ウォッカ100ml または ホワイトリカー100mlをハーブが完全につかるように注ぎます。
注)この時ハーブがアルコールから出ているとカビの原因になるのでどうしても出てしまう時はアルコールを少し足してみてください。
⑤作成日を記入したラベルを貼ります。
つけ込み後10日間位は、1日1〜2回容器の中を回してハーブとアルコールをよく馴染ませます。
高温多湿を避け、日の当たらない暗い場所で約1、2ヶ月程つけ込み寝かせます。
注)日に当たると中のハーブの変色の原因になることも。アルミホイルや紙を巻くと光が通りにくくなります。
⑥約1、2ヶ月程後、つけ込んだハーブエキスを保存容器にろ過して移し替えますがこの時も、①〜③を行います。
保存容器を煮沸消毒して乾かし消毒液を全体にし、再び完全に乾かしてください。
⑦茶こし(熱湯消毒しました) または コーヒーフイルターを使いハーブを保存容器にろ過して移し替えます。
ハーブチンキのできあがりです✨✨
⑧完成日の記入、ハーブの名前、ラベルに記入して貼ります。効能などを簡単に記入しておくと使う時に分かりやすくて便利です。
出来上がったハーブチンキの保存期間は約1年間です。
注)保存場所は、冷暗所や冷蔵庫で保存します。高温多湿を避けアルコールなので火の元を避け、お子様の手の届かない場所で保管しましょう。
ローズマリーは育てているのをドライハーブにしてから使用しました。
ドライハーブはこちらを使用しました。
今回は5種類のハーブチンキを作りました。😊
ありがとう。。。
🌿ハーブ
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🌿ハーブ
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🌿スポイド付きの遮光瓶
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