【ローズマリー】 ーRose maryー
【別名】 ーマンネンロウー
【科名】 ーシソ科ー
【主な抽出部位】 ー葉ー
【精油抽出法】 ー水蒸気蒸留法ー
【ケモタイプ】:「主な成分」
CTシネオール:「酸化物質」
CTカンファー:「モノテルペン炭化水素類」
CTベルベノン:「モノテルペン炭化水素類」
・CTシネオール:特になし
・CTカンファー:乳幼児、妊婦、授乳中の方、神経系の弱い方、てんかん患者の方には使用しないでください。
・CTベルベノン:乳幼児、妊婦、授乳中の方、神経系の弱い方、てんかん患者の方には使用しないでください。
長期間の使用、広範囲の使用、高濃度の使用は避けてください。
・妊娠中・授乳中の方、お子さんへの使用は避けましょう。
・てんかん・喘息のある方は医師に相談し確認しましょう。
・高血圧・持病のある方は医師に相談し確認しましょう。
・芳香浴法の場合でも、高濃度で使用すると肌への刺激を与える場合があるので注意しましょう。
🌿香りの特徴
清涼感のある爽やかなスーっとしたハーブの強い香り。
「追憶」「思い出」「あなた私を蘇る」「記憶」
「誠実」「変わらぬ愛」「私を忘れないで」「献身」
【精油について】
歴史では、地中海沿岸で栄えた古代文明では、ローズマリーを神秘的な力を持つ「聖なる木」として大切にされていたという説もあります。
また、人々の体を癒やしてくれる万能薬として使用されていたハーブでもありました。
死者を偲ぶ供え物としても使われており、古代エジプトではフォアラオと一緒に埋葬されていたことも分かっています。
また、神様に捧げる、悪霊を寄せ付けないために使用することもあったと言われています。
ローズマリーの精油には数種類のケモタイプ(同じ種類の植物で、構成成分が異なること)があります。
香りも作用も大きく異なるものになる場合もあります。
ケモタイプ
ローズマリーで主要なものは次の3種類になります。
「ローズマリー・シネオール」
・香りの特徴:スッキリとした透明感のある香りです。
・ほかのローズマリーよりも1.8−シネオールが多いタイプです。
ー効果効能ー
特に呼吸器系のケアに効果的です。
筋肉痛、関節痛の緩和、血液循環促進、スキンケアなど広範囲に使用出来ます。オーガニックシャンプーなどにも使われています。
「ローズマリー・カンファー」
・香りの特徴:樟脳(しょうのう)とも言います。シャープでとても力強い香りです。
・ほかのローズマリーよりもカンファーが多いタイプです。
ー効果効能ー
特に筋肉痛や関節痛のケア、デトックス系の循環促進に効果的です。
男性には最適なケースが多いですが、女性には妊活されてる方、産前産後の方は神経を刺激するため仕様には注意を要するケースも多いです。
神経を刺激するため、少量を芳香浴法で使うとリフレッシュ効果があります。
「ローズマリー・ベルベノン」
・香りの特徴:柔らかでスッキリとした香りです。
・ほかのローズマリーよりもベルベノンが多いタイプ。
ー効果効能ー
ベルベノンに粘液溶解作用があるので、呼吸器のケアに向
いています。
肌の再生を促すため、スキンケアにもおすすめです。
フェイシャルマッサージにも使用できます。
【植物について】
ローズマリーの学名は、「Rosmarinus officinalis」。
「Rosmarinus」とはラテン語で「海のしずく」を意味します。「聖母マリア」が青いマントを白い花が咲くローズマリーの木にかけたところ、花が青色のマントに変わったことから、この木を「マリアのバラ」と呼ぶようになったという伝説もあります。
14世紀に誕生した「ハンガリー王妃の水」、「ハンガリーウォーター」は、女王エリザベスの手足が痛むエリザベス女王のために、ローズマリーを主成分に修道院が調合した水でした。
「ハンガリー王妃の水」、「ハンガリーウォーター」を化粧水として使用していたエリザベス女王が70歳を超えていたにもかかわらず隣国ポーランドの王から求婚されたと言われたため、「若返りの水」と呼ばれるようになりました。
〘参考レシピがありました〙
ハンガリーウォーターの材料・作り方(遮光瓶100ml)
ローズマリー・ベルベノンまたはシネオール・・2滴
レモン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1滴
ネロリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1滴
ローズマリー芳香蒸留水・・・・・・・・・・・45ml
精製水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・45ml
無水エタノール・・・・・・・・・・・・・・・5ml
グリセリン・・・・・・・・・・・・・・・・・5ml
① ビーカーなどの容器に、無水エタノール5ml、ローズマリー2滴、レモン・ネロリ各1滴を入れ混ぜる。
② 次に、グリセリン5ml、精製水・ローズマリー芳香蒸留水各45mlを入れ混ぜる。
③ 遮光瓶に移し替える。
*量が多いのでこの作り方です。
すべて①から②を遮光瓶に直接入れても作れます。その都度良く混ぜて合わせてください。
*使用前にはよーく振って混ぜ合わせてください。
ー心・体・肌への効果効能ー
〜心には〜
中枢神経刺激にある香りが、脳に刺激を与えて頭をスッキリとさせてくれて集中力がアップします。
スッキリとさせてくれるので記憶力も高まり作業効率も高まるでしょう。
〜体には〜
脳に刺激を与えるので、脳が活性して眠れなくなることもあります。芳香浴法などの使用は、日中の時間帯に行うのをおすすめします。
筋緊張緩和作用があるので、関節痛、筋肉痛、関節リウマチなどの緩和にも役立ちます。
〜肌には〜
収れん作用、血行促進作用があるので、老化肌や脂性肌のケアにおすすめです。
くすみやたるみが気になる肌に透明感とハリを与えてくれます。また、ニキビや吹き出物にも効果があります。
シャンプーや*化粧水スプレーを利用して、頭皮のケア、美髪ケア効果も期待できます。
*🌿下記の使用例参照お願いします。
(シャンプー:出来れば無香シャンプー50mlを容器に入れ、精油1〜5滴をよく混ぜる)保存期間は1ヶ月をめどにお使いください。
〜その他〜
ローズマリーがたくさん収穫出来たときは?の保存方法。
その日すぐに利用しないときは、よーく水で洗ってから冷蔵庫で保存、乾燥させてドライローズマリーにして保存もできます。
!葉の裏に付いている黒い小さな点々は虫かも?!洗う前によく見て注意してください。
また、使用する分量を小分けにして容器やラップなどで包んで冷凍保存しておくのもおすすめです。自然解凍をしてから料理やハーブティーなどに利用できます。
【おすすめはこんなときに】
・抗菌作用
・抗真菌作用
・抗感染作用
・抗ウイルス作用
・中枢神経刺激作用
・強壮作用
・利尿作用
・鎮痛作用
・去痰作用
・鎮咳作用
・消化器系機能調整作用
・血液循環促進作用
・筋緊張緩和作用
・収れん作用
・セルライトの改善
・抜け毛の防止
・育毛促進
・フケの防止
・白髪の防止
【主な使用方法は】
・芳香浴法
・沐浴法(もくよくほう)
・吸入法
・湿布法
・トリートメント法
・スキンケア
・ヘアケア
・ホームケア
・(ハーブティー、料理、調味料)
🌿使用例
・芳香浴法
精油の量は1〜3滴で。
最初は1滴からのご使用をおすすめします。
芳香浴法はアロマストーンやティッシュペーパーに精油を垂らして香りを楽しんだり、マグカップでも楽しめます。
お部屋に爽やかなスーッとした香りが広がります。
・化粧水
収れん作用があるのでお肌の調子を整ええくれます。
くすみやたるみが気になる肌に透明感とハリを与えてくれます。また、ニキビや吹き出物にも効果があります。
〈化粧水50ml〉
(保存期間、暑い季節は冷蔵庫に入れて、7〜10日で使い切ってください。)
・精油・・1〜3滴
・無水エタノール・・5ml
・グリセリン・・5ml(入れすぎると乾燥することもあります。)
・精製水・・40ml
・遮光性の瓶、遮光性の容器
〈作り方〉
① ビーカーなどの容器または遮光瓶に、先に無水エタノール5ml、精油1〜3滴を入れよく混ぜます。
② ①に、先にグリセリン5ml、精製水45mlを加えます。
③ ②をよーく混ぜ合わせれば出来上がりです。
※使用するときは容器を振り混ぜてからお使いください。
*グリセリンをキャリアオイルに変えて化粧水を作っても。
・精油・・1〜3滴
・キャリアオイル5ml(粘性が低く酸化しにくい性質のホホバオイルがおすすめです。)
・精製水・・45ml
〈作り方〉
① ビーカーなどの容器または遮光瓶に、先にキャリアオイル5mlを入れ、次に精油1〜3滴を加えよく混ぜ合わせます。
② ①に精製水45mlを加えよーく混ぜ合わせれば出来上がりです。
※キャリアオイルと精製水は混ざりにくいので、使用前はよーく混ぜてからお使いください。
※ココナッツオイルはナッツアレルギーの方は注意が必要です。アナフィラキシー症状が出る方もみえますので使用前には一度医師に相談し確認してください。
※使用前にパッチテストを行うことをおすすめします。
・料理
肉や魚、ソーセージ、煮込み料理には香り付けや香辛料に使えます。
トマト系の料理によく会いますね。
オリーブオイルにローズマリーをいれると爽やかな香りのするオイルが出来ます。サラダや冷や奴などは定番ですね。
瓶や容器にローズマリー、レモンと塩を混ぜ合わせます。よく馴染んだ塩を使い肉や魚、野菜を焼いたり、炒めても美味しいです。万能塩です。
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🌿ハーブ系、樹木系の香りと相性が良いです。
【ブレンド例】
*柑橘系・・シトロネラ、オレンジ、レモン、ベルガモット
*フローラル系・・ラベンダー、ゼラニウム、イランイラン
*ハーブ系・・オレガノ、タイム、ペパーミント
*樹木系・・ シダーウッド、ユーカリ、プチグレン、パイン
*樹脂系・・フランキンセンス
・風邪予防、呼吸器ケアに
・血液循環を促す
・リフレッシュに
・甘みのある爽やかな香り
ローズマリー+ラベンダー
・ローズマリーが少し苦手な方に
ローズマリー+オレンジ・スィート
・集中力を高めたい
ローズマリー+ レモン、シダーウッド、ペパーミント
・白髪予防に
ローズマリー+セージ
・低血圧に
・筋肉炎に
〈1:2のブレンドがおすすめです〉
精油の性質🌿
【ノート】・・トップノート
【陰陽】・・陽
【チャクラ】・・第5チャクラ:喉仏の下、鎖骨と鎖骨の間。
・・第3、4、6チャクラ:
第3:みぞおちのあたり。第4:胸の中央。第6:額の中央、眉間。
【色】・・第5黄色、第3ブルー、第4グリーン、第6オレンジ。
【星座】・・牡羊座♈行動力、スピード。
【天体】・・火星:男性
【精油の取り扱いには十分気をつけて】
*精油は引火性があるため、キッチンや火気の近くでのご使用は避けてください。
*使用前にはパッチテストを行うと安心ですね。
*冷暗所で立てて保管してください。
*精油を目に入れない。
(もしも目に入ったときは、目はこすらないでください。すぐに大量の水で洗い流した後に必ず医療機関を受信してください。)
*精油の原液を直接皮膚につけるのはやめましょう。
(誤って精油の原液が皮膚についたときは、すぐに大量の水で洗い流してください。
その後皮膚が赤くなる・痛みを感じる・発疹などの症状が現れたときは必ず医療機関を受信してください。)
*精油を飲用するのはやめてください。
(誤って精油を飲んでしまったときは、口の中を大量の水ですすいでください。
もし精油を飲み込んでしまったときは、吐かせないで、すぐに医療機関を受信してください。
どちらの場合も受信するときに、誤飲した精油を持って行くか、精油の名前、わかれば飲んだ量のメモを持って行くといいでしょう。)
【その他の注意事項】
1)アロマテラピーは医療ではありません。
気分が優れないとき、途中で気分が悪くなったときはすぐにご使用をおやめください。
2)次に当てはまる方は。
・3歳以下のお子さん
・妊産婦の方
・既往症のある方
・持病の方
・皮膚の弱い方
医師や専門家にご相談の上ご使用ください。
3)動物のいる方。
人間と動物は身体のつくりが違うので安易に大切な動物の近くでご使用するのは避けましょう。
4)こまめに換気をしましょう。
5)ご使用方法をお守りください。
安全に・安心に・アロマテラピーを楽しみましょうね❤
お気に入りです😊✨✨
🌿ご紹介した精油はこちらからご購入できます。
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🌿 肌に合うのかな?香りは?を試してみいたいと思うかたにおすすめの量です。
精油と混ぜてトリートメントにも使用できます。
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*マカダミアナッツオイル・・・ナッツアレルギー性の方はご使用に注意が必要です。
🌿ハーブ
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こちらにもローズマリーのこと書いています。
ありがとう。。。