【イランイラン】ーYlang ylangー
【別名】ーイランイランの木ー
【科名】ーバンレイシ科ー
【主な抽出部位】ー花ー
【精油抽出法】ー水蒸気蒸留法ー
【原産国】ーマダカスカル、フィリピン、コモロ諸島、レユニオン島ー
【主な成分】
・エクストラ、1st、コンプリート・・【エステル類】安息香酸ベンジル、サリチル酸メチル、オノイゲール、ゲラニオールなど
・2nd、3rd・・【セスキテルペン炭化水素類】ゲルマクレンD,ファネッセン、β−カリオフィレン、安息香酸ベンジルなど
【香りの特徴、分類】ーオリエンタル系:エキゾチックで濃厚な甘い香り、官能的な香りー
【香りの強さ】ー強ー
【ノート】
・エキストラ、1st、コンプリート・・ベースノート
・2nd、3rd・・ミドルノート
【花言葉】ー乙女の香り・誘惑ー
【精油の性質】
・陰陽:陰
・チャクラ:第2チャクラ
・色:オレンジ、イエロー
・星座:牡牛座♉、獅子座♌
・天体:金星♀
【イランイラン精油には】
皮膚刺激 があります(皮膚に使用する場合は注意が必要です)
※赤くなる、かゆくなる、発疹などの症状が出る方もみえます。刺激性があるため、低濃度で使用しましょう。
※強い香りのため濃度と使用時間に注意しましょう。
【イランイラン精油の使用上の注意事項】
※「バニリン」(*1)や「バルサムペルー」(*2)「コパイバ」(*3)などといったものが混ぜられていないか、注意してみてください。
※香りがとても似ているため、「カナンガ」(*4)をイランイランとして売っている場合もあるようなので、信頼できるお店で購入してください。
※香りがとても強いため、頭痛や吐き気が起こるかもしれないので、使用量と使用時間には注意が必要です。
※換気は必ず行いましょう。
※皮膚についたときはすぐに大量の水で洗い流してください。
※もともとの低気圧の方。
※乳幼児、妊産婦の方は避けましょう。
※芳香浴を行うときはペットの近くは避けましょう。
※精油なら1滴でも香りを実感できるので、少量から使用するようにしてください。
※身体用で使用する際は0.5%以下で希釈しましょう。
※基本の注意事項は必ず守りましょう。
(*1)バニロイド類に属する最も単純な有機化合物であり、バニラの香りの主要な成分となっている物質。ラテン語読みでワニリンと呼ばれることもある。
(*2)樹木が分泌する、樹脂が揮発性油位に溶解した、粘土の高い液体。強い香りがある。
(*4)イランイランと同種の樹木。イランイランよりもやわらかなフローラルの香りと、ウッディ、ハーバルの香りも感じられます。
(*)Wikipediaなど資料参照
🌿精油について
精油には、ジャスミンと共通する酢酸ベンジルと言う成分が含まれ、華やかで甘いフローラル調の香りがします。
香りが強いので、好き、嫌いの好みがはっきりとわかれる香りです。
イランイランは、Extra、1st、2nd、3rdと4つのグレードアに分類されます。
2ndや3rdを石鹸などの香料にしたり、また分類せずにコンプリートして販売されたりもします。
また、甘く優雅な香りをもつことから、シャネルのNo.5など高級香水にも幅広く使われている香りの一つです。
🌿植物について
主な産地は、フィリピン、レユニオン、マダガスカルですが、現在は主にマダガスカルです。
イランイランは熱帯の常緑高木で、高さ20mから30mにもなります。
花はヒトデのような形をしていて白やピンク、黄色い香り高い花を咲かせます。
黄色の花は、黄緑色から成長するにつれて濃い黄色になっていきます。
花の収穫は早朝に行われ、すぐに烝留されます。
とくに、黄色の花は香りが強く最高級品とされています。
マレー語で「花の中の花」を意味する「イランイラン」は、フィリピンの公用語であるタガログ語のalang ilang(アランイラン)に由来。
イランイランの香りはとてもエキゾチックで淫乱効果があると言われ、男性を誘惑する香りと言われています。
インドでは結婚初夜を過ごすベッドルームにイランイランの花びらを敷きつめる風習があり官能的な雰囲気が求められるときに使用されています。
クレオパトラもイランイランの花を足元においていたそうです。
〜心・体・肌への効果と効能〜
〜心〜
ぬくもりのある香りで、神経系の筋注をとき、不安感をやわらげてくれます。
エンドルフィンの分泌を高め、気持ちを高揚させる働きもあります。
女性のホルモンバランスが崩れている方には心の内面を解放へ導いてくれます。
官能的な香りがロマンチックな気持ちを高めてくれます。
〜体〜
緊張からくる過呼吸や頻脈(心拍数が増加する状態)を抑え、月経前症候群(PMS)や月経痛を緩和。
ホルモン分泌調整作用があり、更年期の症状にも役立ちます。
〜肌〜
脂性肌や乾燥肌の皮脂バランスを整えてくれます。
頭皮の強壮やフケ防止のため、シャンプーなどのヘアケア剤に混ぜて使用してもよいでしょう。
寝付きをよくしてくれるので、リラックスしたいときや睡眠前の芳香浴に活用するとよいでしょう。
【主な作用と効果】
・抗うつ作用
・抗不安作用
・抗糖尿病作用
・抗ウイルス作用
・消炎作用
・高寄生虫作用
・鎮痙作用
・鎮静作用
・血圧降下作用
・皮脂バランス調整作用
・女性ホルモン調整作用
・子宮強壮作用
・内分泌系調整作用
・殺菌消毒作用
・過呼吸症状の緩和
・淫乱作用
・脱毛予防
・髪の成長促進
・リラックス作用
【主な使用方法】
・芳香浴法
・沐浴
・ボデイトリートメント
・スキンケア
・ヘアケア
・フレグランス
🌿おすすめの活用方法と使い方
☆芳香浴法(緊張に)
緊張する前や、緊張した後にティッシュペーパーに1滴つけて香りを嗅ぐと心が落ち着きます。
☆沐浴(全身浴でストレスによるコリに作用)
☆用意するもの(約一回分)
・イランイラン精油・・2滴
・ジンジャー精油・・1滴
・天然塩 または はちみつ・・大さじ2〜3(天然塩は発汗作用があり、はちみつは肌がしっとりします)
・混ぜるための容器と木べらなど
☆作り方
①容器に、天然塩またははちみつを、大さじ2〜3を入れます。
②①に、イランイラン精油とジンジャー精油、各1滴を入れよく混ぜて完成です。
③コリには全身浴で入りましょう。
・保存はしないで使い切りましょう。
・入浴の直前に入れ、よくかき混ぜてからお入りください。
☆トリートメントオイル(マッサージでひざとかかとをすべすべに)
☆用意するもの(約一回分)
・イランイラン精油・・1滴
・オレンジスイート精油・・1滴
・愛用している植物油・・5m
・混ぜるための容器と木べらなど
☆作り方
①容器に、愛用している植物油5mを入れます。
②①に、イランイラン精油とオレンジスイート精油、各1滴を入れよく混ぜて完成です。
③入浴後などの血行が良いときに行うのがおすすめです。
・甘さを強く感じたいときは、フローラル系
・甘さを控えめにしたいときは、柑橘系
・甘さを引き締めたいときは、香辛料系
『オリエンタル系』、『柑橘系』の香りととても相性がよいです。
🌿柑橘系・・グレープフルーツ、ベルガモット、オレンジスイート
🌿フローラル系・・チュベローズ、ラベンダー、ジャスミン
🌿オリエンタル系・・サンダルウッド、ベチバー
🌿樹木系・・シダーウッド、ローズウッド
🌿香辛料系・・ブラックペッパー
【機能性が期待できるブレンド例】
・育毛
・ストレス解消
プチグレン、ベルガモット、ラバンジン
・情緒不安定に
・気持ちを明るくしたいとき
レモン、グレープフルーツ、チュベローズ、オレンジスイート
・女性特有の不調軽減に
・心因性の不眠に
ラベンダー、オレンジ、マジョラム、マンダリン
・ゴージャスな甘さ
・心温まり、ほっとしたいときに
ブラックペッパー
🌿安全にたのしみましょうね🌿
イランイラン精油🌿
🌿かるい香り
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🌿お気にいりのキャリアオイルと出会えるかも✨
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ありがとうございます。。。